なのはなサポートセンター建設へ!

 なのはな会が1998年(平成10年)以来、約15年間にわたって求めてきましたレスパイト棟整備計画は、このたび、国の震災復興計画である共生型福祉施設(地域共生拠点)「なのはなサポートセンター」として新しく誕生します。
この間、2002年(平成14年)には、はまなす苑に隣接した仙台市の土地(泉区虹の丘)を借用して、レスパイト棟整備計画が持ち上がりました。民間の補助(日本小型自動車振興会)にも採択され、本格的に建設の準備に入るところで、町内会の理解が得られず建設を断念しました。また、2004年(平成16年)には、泉区加茂に民家を借り上げ、暫定的にレスパイト事業所(あっとほーむ・なのはな)を開設し、その後、相談支援事業所(ピース・スマイルなのはな)、居宅介護事業所(オールハンズ・なのはな)を開設しました。これが、現在の「なのはなサポートセンター」の基礎となっています。さらに、2006年(平成18年)には、現在の民家の近くにある加茂一丁目集会所前広場(仙台市所有)の土地を巡り、ふたたび建設計画が持ち上がりましたが、これも町内会の反対により断念しました。こうした長い歴史を経て、冒頭のサポートセンター建設に至ったわけです。
 今回、新たに進める「なのはなサポートセンター」建設は、宮城県の「社会福祉施設等耐震化等特別対策事業」の「共生型福祉整備事業」として採択され、平成25年11月15日付けで5,000万円の補助金内示を受けました。自己資金を含めて総事業費約1億円の一大プロジェクトです。建設場所は、泉区加茂団地に隣接する仙台市加茂給食センターの敷地内で、敷地面積は1,200㎡です。すでに町内会への説明も終わり、建設に向けて急ピッチに準備を進めている段階です。

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 それでは、「共生型福祉施設(地域共生拠点)」とは何でしょう?「共生型福祉施設(地域共生拠点)」は、年齢や障害の有無にかかわらず横断的な利用が可能で、身近な場所で地域住民の多様な課題・ニーズに対応するためにさまざまな機能を持ち、地域住民が参加し、地域に根ざした支え合いを行うといった、要素を併せ持つ施設です。「なのはなサポートセンター」は、そうした役割・機能を兼ね備えながら、日中活動の場である施設や住まいの場であるケアホーム(グループホーム)等と連携・協力し事業を展開していきます。

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 今回の事業計画では、既存のメニューに新たに短期入所(ショートステイ)事業を加え、宿泊型サービスを強化し、広く地域のニーズに応えたものとなっています。そして、私たちは、3年前に東日本大震災を経験し、地域コミュニティによる支え合いの大切さを再確認しました。震災直後、なのはな会は、各施設のほか、なのはなサポートセンターを臨時の避難スペースとして地域に開放しました。自宅に戻れない障害当事者はもとより、家族や地域の方々も受け入れ、ともに協力しながら過ごしました。そこには、職員が食料や燃料、防寒衣類を持ち寄り、炊き出し等を行いながら、重い障害のある方とともに励まし、支え合う姿がありました。そうした経験を踏まえ、災害時には、地域住民の避難所として利用可能な多目的スペース(防災スペース)を設け、専用倉庫に備蓄した非常用物資を提供することも可能となります。その他、障害児(者)、高齢者、子どもたちを中心としたコミュニティづくりを促進するため、地域事業のメニューを検討しています。
なのはな後援会会員の皆様には、これまでレスパイト棟建設のために多大なるご支援ご協力をいただきました。毎年度、なのはな会(法人)へご寄附をいただき、本事業建設のために積み立てをしてきました。今回、その財源を、なのはなサポートセンター建設に当たり取り崩し、建設費用の一助とさせていただきます。まずは、この場を借りて皆様にお礼申し上げます。誠にありがとうございます。
 なお、なのはなサポートセンター建設は今年の3月に着工し、7月末に竣工予定です。その後、10月には新事業を開始する予定で計画しています。皆様の夢が大きく膨らむような事業をめざしていきたいと考えておりますので、これまで以上のご支援ご協力をお願いいたします。途中経過などは、随時報告させていただきますので、ご期待ください。

《なのはな後援会報より転載》(文責 なのはな会法人本部 佐藤 重範)