熊本の支援に向かいました

甚大な被害をもたらした熊本地震については、連日の報道でもあるように介護人材の不足が顕著になっています。
障がいのある方を支援する現場でも、援者の疲弊が極限まで達しており、当然ながら障がい当事者は十分な支援を受けられず、特に重い障がいのある方やこどもたちが苦しんでいると聞きます。それはちょうど年と少し前に私たちが経験した過酷な状況とほぼ変わらないと言っても過言ではないでしょう。


5年前私たちは全国の方々に助けてもらいました。


「私たちも何かできることはないか...」


そんな思いに駆られた当センターの遠山副センター長が、大型連休期間を利用し熊本に向かいました。以下は熊本の地から届くレポートになります。お読みいただければ幸甚に存じます。


                                                                                          なのはなサポートセンター 加賀谷


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当事業所がある宮城県も5年前の3月11日東日本大震災で被災しました。


そしてつい先日4月14日、熊本で大震災が起こり甚大な被害をもたらしています。


東日本大震災でもそうでしたが、このような災害が起こると心配なのは、障がいを抱えた方とそのご家族の過ごしです。特に電源や様々な医療機器が必要な、医療的ケアのある子ども達は無事なのか、しっかりとアウトリーチをしなければ見つけられず支援が行き届かないこともあります。


今回、スタッフの理解と協力を元に相談支援専門員の遠山が4月30日から5月7日まで、熊本の被災障がい児者支援に向かいました。


熊本では、被災した地域ごとにその被害の程度が異なり、益城の避難所では、まだ数百人の避難者受け入れを行っていれば、他の避難所では20家族位に減っていました。それでもまだ、397カ所の避難所が運営されています。被害家屋は34000棟にもなり、これからの住宅をどうしたら良いのか迷っている方々がとても多い状態です。


今回は田迎西小学校の避難所にサポートに伺いました。ここには医療的ケアのあるお子さん家族が避難されています。

ノロの感染も心配な状態です。

障がいがある方の支援で入りましたが、ライフラインが回復しても自宅が全半壊で帰れない方や高齢者の方で、もともとデイサービスで入浴をしていた方は、入浴がなかなかできていませんでした。
京都からいらっしゃっていた看護師さんと、洗髪の支援を行いました。動く機会が減っている高齢者の方は、下肢の浮腫みがひどかったり、体育館の床に毛布をひいただけの所に寝ていらっしゃり、身体がガチガチに硬くなってしまっている方が多くいました。
このような方には、理学療法士としてマッサージを行い、座ってもできる運動をお伝えしています。


エコノミー症候群は、車中泊の方だけの課題ではなさそうです。


愛知に本部のある社会福祉法人さんが、1時間程離れた所にあるロッジを貸し切り、そこに医療的ケアのある子どもと家族が避難できるようサポートをしてくださっています。


日中は、そこでレスパイトを行い、ご家族が安心して子どもと離れ、自宅の片付けができるような仕組みを作りました。


全国から、有志が集まりここの運営をサポートしています。職種も保育士、社会福祉士、看護師、医師、理学療法士など、ある程度どのような医療的ケアにも対応できるような状況になっています。医療的ケアの方だけに限らず、自閉症や知的障がいの方々からも高いニーズがあり、この連休に片付けを済ませたいご家族のお子さんの利用予約が入っています。この支援は無料で、しかも送迎までするというもので、ご家族にとっては安心して自宅の片付けや休息ができ、子どもにとっては自然の中でのびのびと遊べる機会になっていました。


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↑ 田迎西小学校避難所



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氷川のキャンプ場
NHK取材が入っています。
















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支援団体から車を一台与えられ、避難所などを回ります。
医療的ケアのある子どもと家族の支援漏れがないように! 




















続く

(記 遠山裕湖)

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このページは、nanohanaが2016年5月 3日 11:31に書いたブログ記事です。

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