なのはなサポートセンター内部(職員)研修について

なのはなサポートセンターでは、2か月に1回職員の内部研修を行っています。研修テーマは、職員が学びたいと思うことを中心に決めています。

今年度は、こんなラインナップで研修をしてきました。いくつかの研修の様子をご紹介したいと思います。
5月は「福祉業務における記録について」というテーマで福祉業務にまつわる「記録」についてその目的や種類について学びました。職員間で具体的に記録ってどんなふうに作るの?専門用語って使うべき?等々福祉業務記録あるあるを考えながら学びました。大切なことは利用者さんの生活の証を残し、支援者の支援の証を記すことでありその中から、私たちが次にその利用者さんが求めることに対して何をするべきか整理し、チーム支援のつながりをしっかりと作っていくことが大切だと学びました。日記ではなく記録を残せるイカした支援員を目指したいきたいと思います。


8月は「発達について」というテーマで学びました。幼児期から学齢期の支援がとても多いサポートセンターとしては、きちんと学ぶ必要のあるテーマです。こどもの育ちをどのように捉えていくのか身体の成長と心の発達、そして障害を抱えていても思春期がやってきます。どんな時でも発達という流動性のある経過を共に寄り添いながら支援をしていくことの大切さを学びました。


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10月は「食事介助から利用者視点に触れる」と題して口腔機能について学びました。サポートセンターの利用者さんには、食事の時に咽こんでしまうことが多い利用者さんや、よく噛まないで飲み込んでしまう利用者さんがいらっしゃいます。うまく嚥下ができないと誤嚥をしてしまい肺炎のリスクにもなりますし、丸呑みをしてしまうと窒息のリスクや、なかなか満腹感が得られず食べ過ぎてしまい、肥満の要因になってしまうこともあります。口腔機能が低下すると食欲が低下し体力が落ちてしまい、その結果人との関わりが減ってしまうということも考えなければならない事を学びました。職員が作った肉じゃがを様々な形態で試食してみて、食感や飲み込みやすさだけでなく、食べた時の満足感も大切な要素だよね!と意見交換が弾みました。


12月は事例検討をしました。事例のテーマは「パニック」です。移動支援の最中に起こってしまったパニックをどのように捉えて行くのか、利用者を取り巻く経過や環境にも着眼してパニック要因を探り、本人が安心して地域生活が送れるための工夫をグループごとに話し合い発表をしました。やはり私たちであれば、理解できる事でも、利用者さんにはもっともっと丁寧な「伝え」が必要であることを再認識しました。


この他にも、7月には、今話題となっている福祉事業所での虐待についてワークを行い、サポートセンターで虐待を防止するためのアクションプランを打ち立てました。サポートセンターだけではなく、各グループホームにも掲示し、常にみんなで確認をしながら業務が遂行できるようにしていきたいと思います。スローガンとして「困ったことを抱え込まないで相談できる人を作ろう!」「チームスタッフに関心をもとう!」「ヒヤリハットを活用して、支援をオープンにしていこう!」の3つを掲げています。虐待の中では虐待につながってしまう要因として「多忙で疲れている。」「ストレスがたまっている。」「やりがいを見失っている。」ということがあります。サポートセンターの職員の仕事は、チームでありながらも、施設のように常に周りに先輩がいたりするわけではありません。自分で判断をして的確な支援を瞬時に行っていく必要があります。その分責任も圧し掛かってきやすいので、まずは職員同士しっかりとみんなで支え合うということをポイントにしました。このスローガンの振り返りも、今後行っていきたいと思います。


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また通年で各事業の労務管理を行っていくために、現状とやっていきたいと思う理想の支援のギャップなどについても話し合いました。サポートセンターが、今地域から何を求められているのか?どんな役割を果たすべきか?を事業所ごとに考え、上半期終了時に事業計画の進捗状況の確認と必要な修正点を出し合う作業を行いました。


サポートセンター業務の守備範囲はとても広く、ニーズも尽きることがありません。利用者さんが満足できる支援を行いたいと思っても、財源の課題や人材の課題もたくさんあります。障害があってもなくても住みたい地域で一緒に居たい人と暮らすことの支援をこれからも考えていきたいと思います。