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理事長メッセージ

社会福祉法人 なのはな会
理事長  西村 學 

 40年ぶりに、「なのはな」に戻ってまいりました。
 1976年5月、保護者と共に「なのはな共同保育園」を創設しました。仙台駅に近い外記丁教会の礼拝堂で、「なのはな」が誕生した瞬間の感動は今でも生き生きとよみがえってまいります。当時の仙台市では、重い障がいのある子どもを育てる療育の場としては、母子通園施設が1カ所あるのみでした。重い障がいのある子どもを受け入れ、「母子分離」の療育に取り組むために立ち上げた「なのはな共同保育園」は数人の運営委員により運営されました。当時東北大学の助手(助教)であった私もその一員でした。個々の子どもの療育方針の検討はもとより、保育士や運営資金の確保、礼拝堂から出ていくための場所探しなど運営委員会の検討課題は多岐にわたり、時には激しいやりとりもありました。

 その後私は、勤務先が山形大学に異動となり、仙台を離れました。「なのはな共同保育園」を立ち上げる過程で学んだこと、それは保護者を中心として、私たち自身が行政に働きかける「運動」なくしては、障がい者が豊かな日々を過ごせるような地域をつくることはできないということでした。
 「仙台のことは皆さんに託します。私はこれから移り住む山形市で、この学びを生かします。」送別会の場で、私はこのように決意を表明しました。
 私が去った後、皆さんの奮闘で、無認可の「なのはな共同保育園」は社会福祉法人へと発展し、幼児のみならず、成人のための事業をも展開するようになりました。
 授業や研究のかたわら、山形市、山形県の地域づくり、人材づくりに没頭していた私に、定年退職後、まさか古巣から声がかかるとは夢にも思いませんでした。

 わが国の障がい者福祉は、めまぐるしい変化の中にあります。ようやく障がい者権利条約の批准にこぎつけたものの、未だ「批准国」だと胸を張れる現状ではありません。これからも障がい者福祉は変化し続けるはずです。
 世界、日本、仙台市の障がい者福祉の動向、障がいのある方々、保護者の皆さんの願いを視野に入れながら、なのはな会の事業をさらに充実させるべく、職員一同地道な努力を続けてまいります。

社会福祉法人 なのはな会  理事長 西村 學

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